『映画刀剣乱舞-黎明-』見た

 

たまに大阪城や鍛刀キャンペーンのときに出戻りする幽霊審神者が同じくらいの幽霊審神者の友人と共に刀剣乱舞の映画を見に行きました。ひとえに一人だけ高速バスでギャルとともに来るへし切長谷部を見るために。(以下割とネタバレを気にせずに語るスタイルなのでまだ見てない人はご注意ください)

高速バスで来るへし切長谷部と九州のギャル!!

文字で説明するのが難しいのですがこの設定めちゃくちゃ脳内のへし切長谷部の解釈にあう!!と思って見に行ったのですがマジで「一人だけ高速バスでギャルとともに来るへし切長谷部」という文字列を見た瞬間に思い浮かべた情景そのものの長谷部を見れたのでめちゃくちゃ満足しました。ファーストショットがギャルの荷物持ちさせられて高速バスターミナルで文句垂れてる長谷部というあまりにも完璧な図面。そしてそんな長谷部を振り回す、パワフルでちょっとウザ絡みするけど心優しいギャル。クライマックスでなんだかんだいいつつ仮の主を守って戦う長谷部、形勢逆転の場面ではじめて彼女のことを「主」と呼ぶ長谷部、そしてラストではじめて彼女の名前を聞いて驚きをあらわにしながら消えていく長谷部……あまりにも脳内の長谷部像にぴったりあいすぎるんですが私の長谷部像っておそらく1500%くらい二次創作でできているのでむしろ私が読んだ誰かの同人誌と解釈があいすぎるのかもしれない。

メインではないので圧倒的に描写自体は少ないのですが、仮の主従関係を結んだ二人の短い心の触れ合いが凄く綺麗にまとまっていてとても良かったです。見たいのは高速バスで来る長谷部とギャルだったのでもうこの時点で120%くらい満足しました。

本編:桜に攫われる山姥切!女子向けニチアサ特撮大イケメン殺陣大会!!!

CG効果や出演者のコスチュームから割りと強めにキャラクターの演出を入れてキャラクターらしさを演出している感じが凄く独特で面白かったんですがやっぱり任務中に鬼に魅入られて連れ去られる山姥切が桜吹雪に包まれるシーンがあまりにも二次創作の桜に攫われるナントカだったのと、クライマックスバトルの刀剣男士が大集合してかっこよく殺陣をやったあと自分のゲームでのセリフ言って決めポーズを取る感じ、盛り上がるよりも前に「イケメンだらけの刀剣乱舞コスプレ大会だーーー!!!!」と変な方に盛り上がってしまったの完全に間違った方向に映画を楽しんでしまった気がする。殺陣のシーンめちゃくちゃ多かったし色んな刀剣男士が見れて楽しかった。鶴丸国永の台詞の使い方が上手くて笑ってしまったし、「君の名は」のあの坂みたいなちょいエモな坂道でくたびれたおじさんの前に加州君が顕現するのとかもう色々とコンセプトを統一して!!と思いました。おじさんをなんとかすればコンセプト統一できた気がするのに!!

各キャラのコスプレ感が強かったのは殺陣が多い割に皆前髪をワックスでガッチガチに固めていて全く動かなかったからかなあ……原作ゲームだと実際ああいう髪型だしこれがないと個人の判別がつけづらいというのは確かにありそうなんだけど、実際の人間があの髪型やると前髪がうるさすぎて気になるし殺陣のシーンで一切揺れないの違和感あるんですよね。逆に元々真ん中分けの長谷部はいい感じに違和感が低かった。

ストーリー、最初のあらすじと登場人物紹介を見た時に刀剣乱舞版聖杯戦争!?っておもったんですけど全然違いましたね。刀剣乱舞サービス開始直前の日本で審神者になるのに必要な付喪神の声を聞く才能=「物」を思う気持ちを奪うことで未来に審神者が生まれる可能性を奪うという、ゲーム中には割とあんまり生きてない気がする敵が「時間遡行軍」であることを生かしたタイムパラドックス的な設定めちゃくちゃ良いなとおもったんですが、それはそれとしてメインである三日月宗近の仮の主となった女子高生の主張がなんかフワっとしてるというか、一応対話はするけど途中から雰囲気で押し切ってる感じあったのでもうちょっとそこがんばって……!!!みたいな気持ちになったんですが、ま、まあ最終的にきれいに収まったので良かったのではないでしょうか!なんかいろいろ考えながら見てたんだけど見終わった瞬間に友達が人の想いの形がSUUMOだったといいだしたので全部忘れた。なんか見覚えあるとおもったらたしかにそう!!!!!

最後、どちらかというと山姥切長義の仮の主になった冴えない公務員の人のその後がメチャクチャ気になりました。彼はこの日のために公務員やってて、でもこれは記憶に残らない戦いで……っていうともうその後失職コースじゃない!?大丈夫!?政府の偉い人だけでも記憶を残してて良い所に天下りさせてあげて!

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