雑記その25

様々な事情により最新刊まで一気に読んだ。序盤高校一年間分、本当に主人公に全く友達ができなくてレギュラーキャラは中学時代の友人と弟と母だけで、あとはずっとひとりで主人公が空回りし続けるのが面白いんだけど学生時代にぼっちしてた記憶のある身には色々と身に覚えがありてしんどい。私のツイッターで事前学習した「わたモテ」のイメージは百合だったんですが……！？とおもっていたら、修学旅行編あたりを境に突然百合ハーレム展開がはじまるのでびっくりする。本当にどうして。そしてだんだんみんな愛が重くなっていく。たしかにこれは百合だ……。

いちゃいちゃよりも気の置けないケンカップルみたいな悪友や、なんとなく表立って仲良くできない関係性が好きなので田村ゆりさんや根元さんがどんどん愛が重い女になっていくのにはマジで「どうして……！！！」ってなったんですが（特にネモが隠れオタクしてた頃の、時折抜身のナイフみたいな態度取るの好きだった）、わたしはうっちーのこじらせぶりを見て楽しくなったので満足でした。うっちーは本当にかわいいな……いつまでも報われないままでいてほしい（ひどい）

余談ですがこれ全巻読み終わってTLに戻ってきたらすごい勢いでフォロワーのRTしていたわたモテの二次創作が「理解できて」しまってまたTLの情報密度が上がってしまったな……と思いました。フォロワーのハマってる自分の知らない作品、ときどき履修するとすごい勢いでTLの情報密度が上がるときある。

館系のクローズドミステリーだと思ったらなんかゾンビだったんだよね…いやミステリーなんだけどゾンビでさ……という原作を読んだ友人の話を聞いて逆に気になりはじめたんだけど原作小説を読む元気がなかったのでコミカライズでまとめて読んだ。どうみても主人公っぽい人が途中で普通にアレするのでびっくりするし、アレした主人公が引き続きナレーションするのにも、最後に因果が巡り合う展開も大変に良かった。確かに密室殺人的なミステリーを期待して読むと予想以上にゾンビパニックだな、という感じなんですけどゾンビパニックな展開の中でもちゃんと密室殺人ミステリーやってるのが新鮮で、面白かった。それにしても明智と葉村の関係性、良い巨大感情案件でしたね！！（結局そういうところばっかり見てる）