雑記その13

 
知らない人と接触するのが本当に苦手でついついトレードを避けてしまいがちなのですが、そういうオタクがランダムものに手を出すと「推しが出るまで買う」をやってしまってその課程で出た目当て以外のものに頭を抱えてしまうのでよくない。グッズに執着のあるオタクじゃなくてよかったというのは定期的に思う。(以上、ヒプマイのコラボカフェに行って推しが出るまでドリンクをガブのみしてしまったけど推しが出るまでに引いたもののこのご時世で店内トレード禁止でこの大量のコースターどうしようねの歌)

ヒプマイARBのイベントがナゴヤのふたりが修行のためにハマの森に行ったらなぜか絶滅動物に襲われ、森でサバイバルをしていた理鶯さんに助けてもらって絶滅動物サバイバルディナーをご馳走になり、その流れで月面に行って(!?)月面で遭難するという、あらすじを何度書いても正気を疑われるようなトンチキ展開でスゴかった。まあ普通に夢オチなんですけど絶滅動物を平然とディナーにする展開強すぎる。理鶯さん絡みはその前のイベントでもなぜかシンジュクの公園でカンガルーを狩るイベントとかあって全体的にトンデモ枠に指定されている気がするし、だからこそ独歩の会社でアルバイトする理鶯さんのイベントとかまで一周回ってトンチキ臭を感じてしまうのでよくない。

ARBくんのイベント、割と突拍子もないお題なのに短い話数でしっかりオチまで付けてくるので毎度すごいなと思う。
青春のアフター : 1 (アクションコミックス)
緑のルーペ(著)
双葉社
発行:2015-08-10T00:00:00.000Z

最終巻だけ読めてなくてずっと放置してた「青春のアフター」をいまさら読んだんですけど、凄く良かった…!!初恋の人・さくらとの苦い想い出をずっと引きずり続けた主人公が新しい恋をみつけ、ようやく初恋を忘れて新しい一歩を踏み出そうとした矢先、かつての姿そのままのさくらと再開してしまう……という時間遡行要素のある恋、というか「青春の後始末」のお話。

最終的に落ち着く所に落ち着いたという感じだし物語のコンセプト的に全員が幸せになるエンディングは絶対にありえないんだけど、誰もが大きな傷を抱えたまま生きていくエンディングというか、特に幸せになれなかった彼女の「末路」がこれまでの物語でそれとなく濃厚に描かれていることに気づいてしまうとなんとも言えない気持ちになってしまう。序盤からさくらとの想い出として印象的に描かれてきたゲームの「隠しエンディング」の話が、今カノ・みぃ子との想い出としてさくらとの想い出を上書きする形で蘇る終盤の展開とか、どこまでもホロ苦い展開がめちゃくちゃ良かった。
青春のアフター IF (アクションコミックス)

緑のルーペ(著)
双葉社
発行:2017-09-15T00:00:00.000Z

からの、最初のすれ違いが起きずに全員が幸せになっていたら?というコンセプトの「青春のアフター if」がまた凄く良かった。主人公・鳥羽の悪友・倉橋の視点から描かれる3P幸せルート……というか本編を経た倉橋にとっての「ベストエンド」のお話。分岐の基点となっているのが倉橋ではなく鳥羽の行動なのが、この物語の主人公があくまで鳥羽であると匂わせてくる感じでなんともやるせないし、あくまでもこれはifなのだと突きつけてくるラストが素晴らしく好きだし、このラストが袋とじになってる元同人誌のラストが強すぎる……。

本編での鳥羽と倉橋の関係ってそもそもさくらが時間遡行したからこそ成立していて(ifはあくまで「本編完結後の」倉橋からの視点なので…)、間に「そこにはいない」さくらが挟まっているからこそお互いになんともいえない仄暗い後ろめたい巨大感情を秘めているのが大変美味しかったです。性欲的な意味でのエロスはそこにはないんだけど、鳥羽の染髪のシーンとか本当にえっちなんだよな……。

反応
なにかあれば
  • 読んだよ(0)
  • 買った(0)
  • 気になる(0)
  • 好き(0)
  • 面白かった(0)
  • いいね(0)