Twitter以外のSNS色々試した感想

 



こちらの記事が面白かったので自分でも書いてみようと思った。

Pawoo(Mastodon)

仮にTwitterがなくなって他のSNSからどこかを選ばなければいけないとなったらここに行く気がしている。pawooは分散型SNSのなかでは比較的ユーザーが多く、元々ピクシブのサービスの一つとして開始されたものなので創作者・オタクのユーザーが多く、なおかつそれでいて方向性を持たされていない。一番Twitterに近い使い方が出来ているなと感じるのがここだ。

最大の問題はここのSNS独自の機能としてユーザーが投稿した画像のみが表示される「メディア」というTLがあるのだけど、そこが児ポの巣窟になっていること。最近炎上したが結構前からずっとそんな感じだったのでそのうち「pawooを使ってる人は意識が低い」みたいな話になるだろうしそういう理由で他に移ったユーザーも見かけたので多分崩壊が近い。似たような、「総体」を意識しないくらいユーザーが多くて話題の限定がないSNSがあったら今のうちにチェックしておきたい。

Misskey

こちらも分散型の一つで、ジャンル特化系のミスキーにいくつか登録させていただいているが片方は気づいたら別のサービスに統合されてしんでた。pawooの私がすでに死んだSNSのアカウントをずっとフォローしっぱなしになってるの凄い気になってるがもうどうしようもできない。Pawooではほぼ見ていなかったローカル(SNSに登録している人全員の呟きが見れるところ)が割りと機能していて、とりあえずローカルを開いておけばジャンルの話題が見られるしフォローフォロワーが少ない状態でも自分の呟きをローカルからみた人が反応してくれたりする。上手くローカルの話題に乗れるととても楽しい。ツイートをフォロワー限定にすることも可能だし、SNSの中に更に特定の話題をするためのチャンネルが作成されているところもあるのでジャンル特化SNSを作るのには凄く向いている。「このジャンルの話がみたい」というときにそのジャンルのミスキーを見ると楽しい気持ちになれるのでラノベのミスキーがいつかできて欲しい。

ただ、ローカルの流速がそこまで早くなく、常に巨大なチャットルームのような状態になっているのでTwitter以上に人の目が気になってしまうし突然TLで盛り上がっている話題と関係ない話を振って大丈夫なのか心配になってしまう。学生時代の休み時間の教室で特に仲良いわけではないクラスメイトたちが盛り上がっているところで独り言を呟く……みたいなハードルが存在する(少なくても私の中には存在した)。

投稿毎にフォロー限定を設定することが出来るのでそっちを使って全体TLを気にせず自分の好きに呟くことが出来るけど、それはそれでクローズドになりすぎてしまうのでどうかなあ……みたいなところある。ほんと、ノれれば楽しいんだろうなここは。

Discord

メッセンジャーのような使い方ができる他、サーバーを立てて同好の士と集まることも出来る。サーバーによって自分の名前やアイコンを変えることも出来て、使いようによっては面白い使い方が出来そうなツール。多分ジャンル縛りミスキーのさらに小規模版みたいな感じ。多分……というのは参加させていただいているサーバーの過半数が参加して数日で沈黙してしまったのでイマイチ使い方がわかっていないことと、外部から中身を確認することが出来ずサーバーに参加すると全体に通知が入るチャンネルも多くてちょっと雰囲気を見せてもらう……がしづらいから。外から見えないので、同好の士と内輪でわいわいやるのには良さそうだが、入り口が狭いのと、不特定多数に向けて発信するには致命的に向かないというのが悩ましみ。

プロセカが公式でDiscordサーバー立ててたのは面白かったな。クローズドで外部依存な公式コミュニティという感じで。

インスタグラム

電話帳からの友だち登録は切っていたはずなのに、インスタ登録して一週間後に的確に母親のアカウントをおすすめしてきたので即ブロックしました。現場からは以上です。

スレッズ

インスタがやっているSNSであり、こちらでもいつか母親のアカウントをおすすめされるんじゃないかと戦々恐々としている。全体TLにひたすら女性の自撮り写真が流れてくるのでそれをひたすらミュートするゲームとしてちょくちょく楽しんでいます。運営は別のところなんだけどやたらと自撮りやオモシロ画像みたいが流れてくる空気感に折り合いがつかずに2時間で諦めたtiktokと同じ感性を感じているので母親のアカウントをおすすめされなくてもメインで使うことはないと思う。ツイッター見てると女性声優の公式アカウントとかもとばっちりでミュートしてしまっているかもしれないなと最近思っているが反省はしていない。

pixiv

個人的に画像の複数枚投稿機能が付いたあたりから気軽な落書き1枚でぱっと投稿するみたいなのがやりづらくなり、SNSとしての規模が大きくなるにつれてハッシュタグによる棲み分けが加速し、サイトデザインの大幅改変によって新着画像一覧がページの下部に追いやられてしまったので「特定のハッシュタグを巡回しているユーザー」か「元々好き/pixiv外で作品を知ってファンになった人の作品を追う」以外のアプローチが難しくなってしまったのが致命傷だったなと感じている。ある程度まとまとめて倉庫として利用はするけど初動はTwitterとかだな……という感じ。あと運営が好きになれない。

フィードで友達や好きな作家さんがお気に入りに入れた作品をぼんやり眺めてるのが好きなのでそこは結構頻繁に見てるしこのままで居て欲しい(公式が存在を忘れている機能な気がするのでこのまま忘れてて欲しい)

くるっぷ

ここを終の住み処にできたらものすごく楽しいのだろうなあと思う場所。個人的にUI面では一等賞でSNSのような流動的なTLの他にちょっとした個人サイト的な機能がくっついていて、同人の告知なんかは別のページにまとめて留めておくことができるの凄く良いと思った。そこそこ他人の反応を見つつメインを壁打ちにできるのがかなり良い。全体のTLとかもないし、誰がいいねしたのかも通知されないのでふぁぼりすぎてるけど大丈夫かな……みたいな余計な心配をしなくて良い。

良い意味でも悪い意味でも個人サイトに近い感覚のSNSであり、フォロー通知をもらった後に相手からのいいね・RT通知でなんとなく相手のヘキを感じつつちょっと私もフォローしてみようかな……みたいな平安時代ばりの消極的な段階を踏んだTL構築やってる私には向いてなかった。あと、フォロー返してくれてアクティブなユーザーがほとんどいないので実質個人サイト以上に壁打ち状態になってるんだよなあ。なんかこう、ある程度友達同士で移動する方がいつきやすいのかもしれない。あと定期的に突然需要が増えてしまって大赤字で制作者が身持ちを崩して維持してる……みたいな話が流れてくるので支援しようより先に「いや、ホント身の丈に合った運営してもろて……」ってなってしまう。

ただ、何らかの事情で個人サイトが続けられなくなったとき、くるっぷがまだ生き残っていたら課金した上でそこに居を構える気がしている。ツイッターじゃなくて個人サイトの移住先を見つけてしまったみたいな感じなのだよな……。

個人サイト

これはSNSじゃないんですけど最近この日記とは別にてがろぐを設置してツイッター代わりに使っている。最初から「他人との交流を前提にしていない」のでここが一番居心地が良い。たまに更新したよと呟きながらURLを貼るとてがろぐに付けたいいねボタンが1つ2つ押されている。このくらいで良い。

個人サイト、定期的にツイッターの代替えとして布教しようとする人が発生するけれど昔のようなHTMLで作るにはあまりにも作業の効率が悪く、かといってWordpressあたりを設置して同人向け個人サイトとして使うには結構ハードルが高い。なにかこう、個人サイトスターターセット的な、最低限個人サイトとして運用可能な状態までセット済みの状態になっててあとは自分でカスタマイズすることができる初心者向けレンタルサーバープランとかあったらそこそこウケると思ってるんですけどね。昔の個人サイトブームだって1からHTMLを書いてたんじゃなくてなんか必要事項だけ入力すれば最低限のテンプレサイトが作れる簡易CMSとか付いてなかったらここまでウケてないと思うんですよ。

まあどっちにしても「他人との交流を前提にしていない」場所ではあるのでツイッターの代わりに個人サイトを推すのはマジないとおもうんですが、ピクシブとツイッターが死に体の今となっては同人活動の宣伝・倉庫・ポートフォリオとしての需要はありそう。

XとなったTwitter

ずっとUIを好きに弄れる系のサードクライアントを使って文字ベースでTLを見ていたので、TLを見る手段が公式Web・アプリとTweetdeckしかなくなったのを皮切りに急速に私の中でTwitter離れが起きている。「フォローしてるユーザーとはここでしか会えないから離れられない」って真理ではあるんだけど、そのユーザーを見るための機能が著しく見づらくなったのでどうにもならない。それでさえ一画面に大量のツイートを並べることが出来なくてTLの俯瞰が難しくなったのに、ツイートが時系列で並ばなくなったりしょうもないBOTやスパムが増えて(イーロンはスパム対策だと常に言っているけどマジでイーロン就任したら増えた気がするよ)、エアリプとかRT後言及みたいなやつを追うのが本当に難しくなってしまった。もうそもそも現状のTwitterでは数百人(人によっては1000人以上)のアカウントの投稿を同時に追うのは難しくなってきていると感じる。

正直、イーロン以前のTwitterが大赤字だった話とか、イーロンがやべえことするたびに移転先として名前を上げられた各SNSが鯖落ちしているところを鑑みるに、Twitterのようなとにかくなんでもここにあるというような超巨大ネットワークはもう出てこないのかもしれない。イーロンが上手くやれば札束で殴ってでも覇権を取ろうとする大企業が出てきたかもしれないけど、イーロンが盛大にずっこけてしまったので札束で殴るリスクが高くなってしまった、みたいな感じじゃないだろうか。ツイッターは現代のバベルの塔で、崩壊したらみんな別々の言語で喋りながらそれぞれの土地に別れていくしかないんだろうなと思っている。

……なんかもうちょっとイーロンも旧Twitter社もうまいやり方はなかったのかなと思ってしまうし、それ以上にサードクライアントを封鎖するなら公式Web・アプリのカスタマイズ性を上げて欲しいんですけどね……ユーザーCSSのクラスをわかりやすくして、ガンガン弄れるようにようにするとかさ……。

反応
なにかあれば
  • 買った(0)
  • 気になる(0)
  • いいね(0)
  • 好き(1)
  • 読んだよ(2)
  • 面白かった(4)