本日12時をもちまして「スーパーロボット大戦X-Ω」のサービスを終了致しました。長らくのご愛顧誠にありがとうございました! #スパクロ #スパロボ
— スーパーロボット大戦X-Ω公式 (@srw_xomg) March 30, 2021
大分経ってしまいましたが5年近く遊んでいた「スーパーロボット大戦XΩ(以下スパクロと表記)」が3月末でサービス終了しました。色々と不満に感じる部分も多いゲームでサ終の話を聞いても「まあそうだろうな」というくらいの状態ではあったのですが、個人的にはやはり面白いと感じる部分も多くあったので完全に忘れる前に(そしてオフライン版アプリが使えるうちに)記録を残しておきたいと思います。
当時のツイッターでの呟きは概ね下記にまとめてあるので、興味のあるかたは合わせて御覧ください。画像とかは大幅に削っているので…
スパクロイベスト感想まとめ(15/10-16/09)
自分で読み返すよう、スパクロのイベントスクショと感想ツイートまとめ。1年目の感想。
【注意】この記事は基本的にはイベントシナリオの話しかしません。
【1年目】
スパクロがサービス開始したのは2015年10月。「チェインクロニクル」と似たようなシステムのラインディフェンスゲームになっており、SLGであるスパロボのソシャゲを期待していたファンから「コレジャナイ」という意見が続出したりしていた。
ざっくり検索するとこの1年目で実質的な上位レアである大器型が登場したり、ラインディフェンスにコレジャナイっていったファン向けに3×3×2の18マスの中で戦う対人戦・アリーナモードが実装されたり、月1リセットの高難易度マップである「征覇モード」が実装されたりボイスが実装されたりしてるんですね。結構基盤は1年目で固まっていたんだなあ(後出しで上位レアリティ実装してくるところも含めて)
「アクシズの攻防」(2015/12~)
2015年のイベントはほぼイベントシナリオがまんま原作の追体験イベントだったり終盤のクエストがやたら難しかったりで良くも悪くも面白みがないというか「スパロボとは…?」状態だった。11月終盤にゲームを始めた私は初めての逆シャアイベントでRサザビーを5体集めて限凸してSRにしてそのSRをSSRに……を繰り返して最終的に【強】SSRまで育てるという蠱毒システムに衝撃を受けていた。ドロップもRからSSRまでのいろいろなサザビー。報酬も終盤はひたすら蠱毒鍋にぶちこむ用のサザビー。困惑のあまりツイッターで「サザビーのたたき売り」などと言っていたところシャアが好きだったらしいフォロワーにリムーブキメられたりしました。シャアを悪く言うつもりはなかったんですごめんなさい…。
「ロボットとアイドル」(2015/12~)
初めての限定参戦(他ソシャゲで言うところのコラボ)として「アイドルマスターゼノグラシア」の参戦が発表。限定参戦はログが残らないので当時の自分のツイッターを確認するしか無いのですが、春香さんがアイドルとして参戦作品の世界を回るみたいな話だった気がする。当時メインクエスト2章で話題になっていた綺羅星十字団の一員になったあしゅらが出てきたりして微妙に新規を取り込みたいという気持ちが透けて見えたりした。
ゼノグラシアの話ほとんどやってなくない!?と思っていたら最後(確か最終日のシナリオがクリスマス当日に時限開放される気合の入れようだった)インベルと春香にイチャつかせるという方向性でアニメのストーリーを知らないと困惑しそうなやつ。
報酬のインベルはアタッカー一強状態だった当時に負け組属性だったディフェンダーだったのでハズレ扱いされていたけど、その後シューター属性の吹き飛ばしがおにつよだった時代に盾として大活躍しました。
「素直になれないビタースイート」(2016/02~)
ゼノグラシア参戦以降、少しずつ作品の垣根を超えたイベントストーリーが増えてくる。そんな中で一番最初のちゃんとしたクロスオーバーシナリオと言えるイベントがこのバレンタインイベント。倒しても倒しても復活する敵のミラーアクエリオンを倒すために不動GENの言いつけで学園生活(?)を送りつつチョコを作る話。フルメタやアクエリオンやエヴァの子どもたち(特にアスカ)が最初は噛み合わずに喧嘩ばかりしている所から少しずつ距離を縮めていくストーリーがなかなか良かった。イベントシステムは引き続き大量のRアクエリオンを限凸してSSRアクエリオンまで育てるという内容だったのでミラーアクエリオン大量発生というイベントストーリーがいい具合にあってた。久しぶりに読み返したけどやっぱりこの不動GENは何をいいたいのかよくわからない。あとシナリオ長い。
「嵐を呼ぶ! 銀河ロボット大決戦」(2016/04~)
クレヨンしんちゃんコラボ。南十字島に旅行に来ていた野原一家がカンタムロボの導きで綺羅星十字団と銀河美少年の争いに巻き込まれる。ゼノグラシアに続いてロボットアニメじゃないアニメからまさかの参戦という方向で話題に。「ジェリド・メサという男」(2016/05~)
コラボですらないのにシナリオのキ○ガイぶりでツイッターの話題をかっさらったジェリド増殖イベ。カミーユへの執着を拗らせたジェリドを正道に戻すため、モブティターンズ兵がシミュレーションの敵を全員ジェリドにしてしまうというシナリオ。たった3話しかないイベントシナリオなんですが、めちゃくちゃなインパクトがありました。カミーユと戦う権利を掛けて大量の自分と戦うジェリド。
モブの思惑とは真逆に、カミーユへの執着を確かめてしまうジェリド。
ちなみにこの時配布されたのがSRまでのジェリド(※SSRは2020年になってからやっと実装された)なのですが、ユニットシナリオではカミーユが増殖していた(スクショ紛失)
「運命の騎兵隊」(2016/06~)
ガンダムSEED DESTINY参戦イベント。同時に「パイロットパーツ」という形で限定的にボイスが実装された。スパクロにおけるガンダムSEEDシリーズはスパクロメインストーリーの影響を受けて大幅に内容が変わっていることが多くて、シナリオによってはニコルが生き残ってクライン派の若きホープとしてフェイスとなったアスランの副官になっていたり、フラガが行方不明にならずにずっとAAにいたりする。世界線によってはそもそもオーブが戦火に包まれずシンの家族が全員生存した状態でシンがザフトでフェイスになってたりする(なんで??)
結果、こうなる。
(※全員生き残っているエクステンデッドをひとりで面倒見るナタル)
非情になりきれないナタルが特に紅一点であり一番不安定でもあるステラを特に気にかけ、エクステンデッドの子どもたちを使い捨ての道具としか見ていないアズラエルの無茶振りとの間で葛藤する話は大変に良いものでありましたし旧連合エクステンデッドは生きてるだけで偉い。
「オリーヴと3人の仲間たち」(2016/07~)
ゲームチュートリアルを担当し、メインストーリーではアサヒ達が所属する組織「クロスオメガ」にてオペレーターをしていた「オリーヴ」が、火星で消息を絶ったままの主人公・アサヒ達の消息を掴むためソリスという組織に転属。パイロットとして他の3人の娘達と共に火星を目指す…という、裏メインシナリオ的なシリーズが開始。以降、毎月月末にはこのソリス4人娘のイベントが固定で入るようになった。基本的には息抜き的な側面の強いイベストで「火星を目指す」という本来の目的はなかなか果たされず、4人娘の日常やコスプレや百合プレイを楽しむ展開が数年続いた。その間にメインシナリオも進行していて、アサヒたちも何度か地球に戻ったりしている気がするんですけど……。
彼女たちの艶姿はメインシナリオで登場するヒロイン・シャッテのコスプレ姿とともに、「えっちだが少々太ましい」と話題に。
「G迎撃作戦」(2016/08~)
「シン・ゴジラ」公開に先駆けてかなんかで行われたゴジラコラボ。そもそもゴジラはロボットではないのでは??という根本的なツッコミを入れたくて仕方ないんですが当時行われた「ゴジラvsエヴァンゲリオン」というコラボ企画名義での参戦だったので多分ぎりぎりセーフ。いやでも報酬がゴジラ(生身)なのおかしくない?いまならゴジラ、もらえる!
この頃本当に便利な悪役として酷使されていたあしゅら男爵。ゴジラN10とは一体。
冬月とゲンドウがゲンドウポーズでゴジラの襲来を予見してたり、4年前のゴジラ襲来で痛い目を見たミケーネ帝国がゴジラを機械獣に改造しようとしたり、初号機カラーのメカゴジラに乗せられたシンジくんが孤独な身的な意味で釈由美子とわかり合ったりして割とシナリオ自体は良くも悪くもスパクロらしいシナリオで良かったですが、水着イベントを兼ねていたのか暇さえあればキャラが水着で出てくるのが割と謎を深めていました。
「世界 の 声」(2016/10~)
シャルルを倒したルルーシュ達が再び表舞台に姿を表すまでの空白の数カ月間、復活して南十字島で悪巧みをするV.V.を倒すまでの話。スザクとルルーシュとC.C.&タクトとスガタとワコという関係性が似た者同士の2組の対比が印象的なイベントでした。その後のイベントでも絡みがありますがルルーシュとスガタの絡みが大変好き。【2年目】
無課金&微課金の光・ニューカマーガチャ(強めの機体が150石で確定引き)が実装されたりアリーナ形式のバトルの高難易度バージョン「VS征覇」が実装されたりした二年目。バランス調整ミスったとしか思えないSSR貰えまくりの復刻イベとか運がいいとSSRがもらえる撃退演習とか一年目の後半で追加されたレアリティ覚醒などもあり割とSSRが揃いやすい状況になってきた。30石でメイン火力にはならないけど小回りがきく感じの特攻ユニット1体が確定するガチャが実装されたのもこの頃。その代わり、征覇の一部マップが特定のユニットがないとほぼ突破不可能みたいな通行証ユニットが排出されたのも確かこの頃(マゴロクソード装備のエヴァとかサンタオルドリンを引きそこねて泣いた)。人権機と言われてユーザーが必死でガチャを回して手に入れたヒュッケバインがなぜか新規に配布されて軽く炎上したのも確かこの頃。
作品的にはアイマスコラボとかもありましたがスパロボの歴史的には長いことスパロボ参戦不可と思われていた広井王子作品の「サクラ大戦」が限定参戦したことが最大の衝撃だったのではないでしょうか。スクショがあんまり残ってないので書いてないけど。この頃から限定参戦作品が限定ガチャで登場するようになって徐々にガチャがしんどくなっていった記憶。
大器SSRはある程度凸らないと強くならない性能だった(※初期はステータスだけの問題だったが、徐々に2凸3凸前提で開放されるアビ等も増えていった)が、アリーナと征覇の報酬に限界突破素材が設定されたのでとりあえずそれなりに遊んでいれば複数引きをしないといけないという惨事は避けられた。まだ、この頃は。
「スパクロフェスティバル」(2016/10~)
参戦作品のキャラクターたちが一同に会し、参戦作品の悪役たちと戦うお祭りシナリオ。2018年の3周年まで同じコンセプトのイベントが行われた。3周年のフェスティバルがあらゆる意味で神展開なので個々では軽く触れるだけにしますが、プロフェッサー・グリーンがイケメンを集めて女装させたりバンドを組ませようとしたり、仮面の敵キャラが一同に会してしまったりととにかくカオスな話が続くのが特徴。そして最後には各作品のラスボスが全力を出してきて地球の危機の所に主人公達が「うおおおおおお!!!!!」って叫びながら地球の危機を食い止める、という謎のお約束展開まで発生した。
全員がアツい顔で絶叫する中、ひとりだけ周囲の熱さについていけてない碇シンジくんの真顔立ち絵で10分笑える。というか、全くセリフを使わず、立ち絵の変化だけでこれだけ笑わせてくるの、天才の所業かな?
「想いを紡ぎ繋ぐ少女達」(2017/02~)
アニメ版アイドルマスターの作中劇「無尽合体キサラギ」とのコラボ。元々ロボットの前半分しか描写されていないキサラギの背面を勝手にデザインするという気合の入れよう。かなりの手間がかかりましたがキサラギは報酬機として確保可能だったので割と有情だった(※同時実装のハルカイザーはガチャ)このシーン、イベント中にボイスが入るという新しい試みだったんですが、アミマミの可愛らしいボイスの代わりに緑川光の「サイフラアアアアアアアッシュ!!!!」が再生されるというとんでもない不具合が起きてた。不具合でまで笑わせないで欲しい。
親友だとおもっていたヤヨイに裏切られて落ち込むアミマミに、南十字島を離れスガタ&タクトと別れた後のワコ、ノノと生き別れたラルク、ゼロレクイエム後のC.C.、ドモンと離れ単独行動中のレインという全員相棒のいない状態の女性キャラが絡むという女性キャラ祭なシナリオでした。登場キャラたちがいちいちそれぞれの「今となりにいない相棒」の話するの個人的に性癖に刺さりすぎるので好き。
最後の最後でルルーシュ生存を匂わせてくる終わり方も良かった。(当時コードギアスは劇場三部作を放映していた)
「回る少女と星の海」(2017/06~)
消息を絶った主人公達を追いかけて火星に調査に向かうはずが特訓と称して無人島でサバイバルしたり企業のCMガールをやらされたり…とやりたい放題だった月末のソリスイベント、遂にアイドルデビュー。マジで火星に行く気がない。スパクロはなぜかアイドル論を語らせるとやたらと気合が入ってしまうという特徴があり、この後も大体「アイドル論を語り合うイベントは名作の法則」みたいなのが割とあった。(この後もアイマスイベ、マクロスイベ、ラインバレルイベなどで熱くアイドル論がかわされた)
「波荒れるビーチリゾート」(2017/07~)
「宇宙をかける少女」の話にゼロレクイエム後の通りすがりの農場主と一連のストーリーが終わった後の綺羅星十字団が絡む。確かに最終回でオレンジ農場経営してたけど、まさかその設定のままジェレミアが絡んでくるとは思わないじゃん…スパクロのイベントストーリーは全体的に設定が1回こっきりになっていて連続性がないため、結構無茶な設定で出てくるキャラが多いのが楽しかったですね。
すべてのサイバディが動かなくなった後、サイバディを模した機械人形として愛機ベトレーダを再び作り上げたというカナコ様。「我が青春」という言葉のエモさに一瞬騙されそうになるもその次の瞬間「金持ちの道楽」という的確なツッコミ入ってくるの腹筋が壊れるのでやめて欲しい。そもそもあの綺羅星十字団のアジトも南十字島にあるオリジナルではなくて、カナコ様が金の力で作ったみたいな気配でしたよね。
「大決戦! きらりんロボVSキサラギVSインベル」
「乙女たちの休日」「愛とはぴはぴな世界」(2017/09~)
三度参戦したアイドルマスター。今回は「アイドルマスターXENOGLASSIA」「無尽合体キサラギ(アニメ版アイドルマスター)」「アイドルマスターシンデレラガールズ」の3作品をベースにした大型コラボで、1ヶ月間ずっとアイマスコラボが行われた。今回は配布だったキサラギ・インベルの他にゼノグラシアから2体追加、シンデレラガールズから3体追加、既存のキサラギ勢とインベルも新規でガチャが追加されるという大盤振る舞いでイベントログボで1体確定引きは出来るものの全力でガチャを回す羽目になるPちゃんが続出。しかも大本命のシンデレラガールズコラボのガチャが最後のイベント合わせにされたため各所で悲鳴が聞こえたとか聞こえないとか。きらり博士の発明によって女性だけになった世界、という「何が何でもアイドルたちの間に男を挟ませないぞ!!」みたいな謎の心意気を感じる。そういえば初回のキサラギコラボのときも不思議と男性が出てきませんでしたね。強い。
ストーリーとしては復活したハルシュタイン一味、インベル奪還を狙うゼノグラシア千早一味、セツナときらり博士が率いる「コスメディア帝国」、グラッシーハルナ率いる「グラッシー帝国」が同時に攻めてくるというなかなかカオスな展開。ゼノグラシアの雪歩とアニマスの雪歩が徒党をくんだり、ハルナさんは一貫してメガネの話しかしなかったり、終盤は濃厚なあんきらが展開されたりと割とやりたい放題でした。
無茶苦茶な展開ながら最後は拳でアイドル論を語り合う展開でなかなか良かったです。このセリフを春香さんに言わせるのとかぐっときますよね。まあ今回のコラボは完全に女同士の殴りあいであってアイドル要素は特にないけど(初回キサラギイベントのほうがまだアイドルだった)
アイマスコラボはこの2年間に3回くらいやっていて今後も定期的に続けていくのか?ミリオンの参戦は?SideMもワンチャン?などと期待を掛けられていましたがこの後は大きな展開はなし。ベターマン主体のホラーコラボシナリオになんの脈絡もなく笑顔ダブルピースの島村卯月がサイバスターに乗って参戦したのが最後となりました。
後編に続く。
スーパーロボット大戦XΩの思い出(後編)
3月末にサービス終了したスーパーロボット大戦クロスオメガ(以下スパクロ)の思い出を主にイベントシナリオ中心に振り返るエントリ、後編です。このページに突然来たかたはこちらをご一読ください。
エントリのもととなったツイッターの呟きまとめはこちらから(スクショはこちらにアップされているもののほうが多いです)
...