最近読んだ本その7

 
年始以降ものすごい勢いでインプットしたい欲が湧いてぼちぼちよんでた分。毎日の日記ネタにするっていったけど割と読むときと読まないときがぱっきりわかれてしまうのであんまり毎日のネタにはならないな……とおもったけど割と2週間分以上溜め込んでるのでやっぱり純粋にずぼらなだけかもしれない。というかインプット期に入ると結局感想言うより読むのを優先してしまって駄目なんだよな…(既に読んだ本を全部把握しきれてない)

◆今日の一冊
メタモルフォーゼの縁側(5) (単行本コミックス)
鶴谷 香央理(著)
KADOKAWA
発行:2021-01-09T00:00:01Z
私的「このマンガが良かったベスト2020」ですよろしくおねがいします。
物語で定期的に描かれていく市野井さんの老いの描写とか、うららさんの徐々に変化していく意識とか、そういうのを読むたびにしんどさと尊さで死にそうになってしまうんですが、3巻でうららさんが誰も居ない市野井さんの家で終活のパンフレットや断捨離の風景に触れて帰りに市野井さんから断捨離したお皿を貰って「こんなにかんたんに人の人生の一欠片をもらってしまって」っていうのが本当に好き。

5巻はもう読み進めれば読みすすめるほど少しずつ二人に「別れ」が近づいてくるのを感じてしまってしんどくなるんだけど(それを直感的に感じ取って必死に市野井さんを追いかけてしまううららさんがまた最高にエモい)、波乱だらけの一日の終わりに「かんぺきな一日でした」っていううららさんとか、出立前に「たのしいねえ」って言いながら市野井さんが電子書籍を大人買いしていく姿とかでもう胸が一杯になってしまう。そして最終回の寂しい気持ちと同時に沸き起こる暖かい気持ちが、もう!!!


小林先輩は女の子でシたい(分冊版) 【第1話】 (&.Emo comics)
うり(著)
海王社
発行:2020-04-23T00:00:00.000Z
Twitterのプロモーション漫画に軽率に踊らされる女ですどうも。飲み会の時に店長が冗談でかけた催眠術が原因で自分が女になったと信じ込んでしまった職場の先輩(受)が自分の家に上がりこんできて──というところからはじまるTS系ボーイズラブ。快楽に弱くて騙されやすい先輩が大変にチョロく、そんな先輩がまんまと後輩を意識しはじめて身体メインの関係になりそこからちゃんと両想いになっていく展開が楽しかった。


モンスターがあふれる世界になったので、好きに生きたいと思います 5巻 (デジタル版ガンガンコミックスUP!)
よっしゃあっ!(GAノベル/SBクリエイティブ刊)(著), ラルサン(著), こるせ(著)
スクウェア・エニックス
発行:2021-02-05T00:00:00.000Z
現実がMMORPGの世界と融合?した系サバイバルもの。ひたすら犬の作画が良いのとそれとは裏腹にかなりチートなスキルを駆使してもハードモードな世界観のギャップが凄い。今回は1冊ほぼまるまるバトルで犬が可愛いとか言ってる場合じゃなかったんですけどその分おまけマンガの犬が可愛かったので良かった。とにかく犬の作画が良い。


冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する(6) (ガンガンコミックス UP!)
斧名田マニマニ(GAノベル/SBクリエイティブ刊)(著), 唯浦史(著), 渡辺樹(著), 藤ちょこ(著)
スクウェア・エニックス
発行:2021-01-07T00:00:01Z
最近アプリでじわじわ読んでたのを辛抱たまらなくなってコミカライズ買ったけどめちゃくちゃいいところで終わっててアプリで更に続きを読んで更にいいところできれてて発狂した。良い意味で主人公周りに色恋がないのが個人的に良いというか、急造の親娘関係でぎこちないところはあるけれどなんか序盤こそダグラスが力を取り戻すまでの展開は結構ストレス高めだったしその後も色々とハードな展開があるんだけど、基本的にはタイトル通り「のんびり人生を謳歌」しているのが感じられてにっこりしてしまう。ところでアプリの最新話でダグラスの過去話の途中くらいまでおおむね読んだんですけど、エドモンド→アラン→ダグラスの一方通行具合がヤバくないですか!?エドモンドはアランの、アランはダグラスの強火担すぎるしもはやヤンでるまである。男の愛蔵渦巻く勇者パーティで紅一点の子たしかいたけど強く生きてほしいな……。


ワールドトリガー 23 (ジャンプコミックス)
葦原 大介(著)
集英社
発行:2021-02-04T00:00:01Z
色々種明かしのあった巻だったのと3話もある遠征選抜試験のドラフト会議がやたらと面白かった回。ワートリはB級ランク戦始まったあたりからキャラが多すぎて把握しきれず死んでるんだけどそれでも面白いんだからこれちゃんと把握できてる人めちゃくちゃ面白い話だっただろうなあ。ラストのオマケの臨時隊長達のアンケで一緒に行きたい人にも行きたくない人にも名前が上がってこない三雲くんになんというか絶妙な「らしさ」を感じる。

Artiste(アルティスト) 1巻: バンチコミックス
さもえど太郎(著)
新潮社
発行:2017-04-08T00:00:00.000Z
ほぼWEB連載で読んでるんだけど改めてコミックスで読み直すなどしていた。超人的な嗅覚が原因で干されていた主人公が有名シェフの店の副料理長に抜擢されて少しずつ才能を開花させていくお話。何らかの能力に特化しているけどとっつきづらくて曲者だらけの同僚達に涙目になりつつも、調理場をまとめる側の人間としてセンスを磨いたり同僚達とわかり合おうとしたり…と、少しずつ自分の世界を広げていく展開にわくわくする。最近の巻ではお店の中だけでなくて自分のアパート(芸術家肌の人間達が集まっている)住人たちとの話が増えてきて楽しいなあ。パリが舞台の話なのに日本のマンガ業界での話が始まったのは現代を感じた。

侍女なのに…聖剣を抜いてしまった! 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

あきのみどり(著), 言炎(FANFAN COMIC)(著), 山崎風愛(著)
スクウェア・エニックス
発行:2020-06-12T00:00:00.000Z
大木に刺さったまま誰にも抜けなかった「勇者の聖剣」を抜いてしまった侍女が、その事実を隠しつつも聖剣を抜く瞬間を見られてしまった第二王子や魔王として覚醒した弟や彼の元に現れた魔物達の間でてんやわんやするお話。ややヤンデレ気味の弟の目をかいくぐりつつ(半分以上は掻い潜れていないが)少しずつ進展する第二王子とのラブコメらしきもの(本当に現状は「らしきもの」)が楽しく、全方向からやってくる逆境の数々に悲鳴を上げつつも乗り越えていく主人公の姿が頼もしい。

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