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だれこれまつり

 ついったーで「一番目にリプきたキャラと二番目にリプきたキャラをすれ違わせるかもしれない」というタグでわいわいやってたときの。「六人部千尋(東京レイヴンズ)」と「葵・トーリ(境界線上のホライゾン)」でいただきました。色々こう、誰これ状態ですがご容赦ください…。

続き

 「…何故、私に声を掛けた」
 「ん、なんかキツそーに見えたからさ。あんま抱え込むのはよくねーぞ」
 「おそらく、君のそれに比べれば大した重みではない」
 「俺のは、一緒に持ってくれる奴らがいるからさ」

 突然声を掛けてきた少年は、そこで誰かの顔を思い出したのだろう。てれくさそうに笑う。

 「オメエにはいねーの?俺にとってのアイツらみたいな奴」
 「居るさ」

 その人にすべて捧げに行くのだと口に出さずに呟くと、相手がそーいうんじゃねーんだけどな、と呟いた気がした。

 「…ま、いいや。俺に出来ることはなさそうだし。」

 そのままこちらに背を向けて、歩き出す。
止まっていた時間が動き出すように、少年を追いかける車の騒々しい音が続いた。

 『そこの全裸の少年!!ここは公道である!!止まりなさい!!』